


マイナーアニメのおすすめを紹介します! 脚本、キャラクター、世界観に独特な魅力があるにもかかわらず、一般受けしなかったり、 同時期に放送された有名作品の陰にかくれたりと様々な理由で、知名度の低い名作です。 最近の作品に飽きた時、こういった作品に手を伸ばしてみてはいかが?



アニ熱管理人
今回は、面白い作品にもかかわらず、知名度を獲得できなかった、マイナーな名作を紹介しようと思う!



ちはや
マイナーですか…。マイナーの定義って難しいですよね。放送時はある程度知られていても、時間がたつと、有名作品以外は埋もれていきますしね。



アニ熱管理人
その通りだな。それに、人によって詳しいジャンルが違うから、マイナーかどうかの基準もジャンルによって違ってしまう。



ちはや
そうですよね。それに放送されていた時に何歳だったかも、マイナーかどうかの判断に影響しそうです。



アニ熱管理人
数値化できる一定の基準が欲しい所だな。そこで、以下の方法で基準を定めてみたぞ!



ちはや
ふむふむ…どうして検索結果の件数で判断することにしたんですか?



アニ熱管理人
検索結果が少ないということは、そのアニメを知る機会が少ないということにつながる。よって、マイナーであることの最低ラインとして検索結果の件数を指標にしてみた。



ちはや
なるほど!確かに、知られる機会が少ないということは、時間経過によって、よりマイナーになっていきますからね。



アニ熱管理人
前置きが長くなったが、マイナー作品紹介、いってみよう!
①エル・カザド
美少女2人の中南米を舞台にしたロードムービー+ガンアクション









キャラクター | |||
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ストーリー | |||
作画 | |||
オリジナリティ | |||
音楽 |
作品情報
ジャンル美少女ガンアクション
あらすじ物理学者殺害の容疑をかけられた少女・エリスと彼女の護衛をする賞金稼ぎ・ナディの逃避行
放送期間2007年(全26話)
『エル・カザド』が観られる動画配信サービス
ストーリー



アニ熱管理人
『エル・カザド』の舞台は、中南米。賞金稼ぎのナディが裏社会で賞金をかけられている美少女・エリスを守りながら2人で南を目指して逃避行を繰り広げるストーリーだ。



アニ熱管理人
美少女ガンアクションと銘打っているが、そんな頻繁にドンパチする作品ではないな。旅の中で出会う人との物語を描いていくロードムービーの要素がメインになっている。



ちはや
中南米が舞台というのは、アニメではかなり珍しいですよね。



アニ熱管理人
キャラデザにも中南米テイストは発揮されていて、主人公の一人・ナディは肌が褐色で、ガンマンスタイルだ。こういうキャラは荒くれものであることが多いが、ナディはそこまでではないな。だから、かわいらしさが損なわれていない。






アニ熱管理人
まず、賞金稼ぎのナディだ。銃の腕が確かなガンマンで、最初は賞金首のエリスを狙っていたが、エリスを匿う占い師サルマに、エリスのことを頼まれ、彼女の保護者として、一緒に逃避行の旅に出る。



ちはや
風来坊ってかんじでカッコイイですよね!



アニ熱管理人
一匹狼の賞金稼ぎとしては、凛々しい表情をみせるが、エリスに対しては、とてもやさしい顔をする。
<エリスにはとても優しい>



アニ熱管理人
さらに、かわいさも兼ね備えているぞ。ウェイトレスのバイトで歌った「タコスの歌」は、かわいらしくて放送当時ちょっと話題になった。



ちはや
「イケてるタコスはアミーゴタ・コ・ス♪ えへっ」ですね。
<かわいいシーンも沢山>



アニ熱管理人
エリスは、賞金首として追われている。不思議な能力をもっており、非常に高い身体能力や、視力の良さを発揮する。崖から落ちた時も宙に浮かんで助かったりもするぞ。



ちはや
性格は天然で、不思議な子ですね。一般常識をあまり知らない印象です。
L・A(エルエー)(CV:宮野真守)
超級ド変態



ちはや
気持ち悪すぎます!



アニ熱管理人
作品自体の知名度がもっと高ければ、伝説の変態キャラになっていただろうな。
エル・カザドは、世界観のオリジナリティとキャラの魅力が光る名作



アニ熱管理人
以上のように『エル・カザド』は、その中南米を舞台にしたロードムービーであり、伏線をしっかり張る優れた脚本と個性的なキャラクターが魅力の名作だ。放送当時は、そこそこ話題になる人気作だった。



アニ熱管理人
だが、後世に語り継がれるような知名度のある作品ではない。まさに今回の記事のテーマにぴったりの作品だな。



ちはや
絵柄に古さは感じませんし、クセの強い作品でもないですから、皆に観てほしいですね!
『エル・カザド』が観られる動画配信サービス
②ヒロイック・エイジ
作品情報
ジャンルSF
あらすじ宇宙の各種族は、「黄金の種族」の呼びかけに応じて宇宙に進出。人類は強大な「銀の種族」の脅威にさらされる。人類の王女ディアネイラは、銀河に旅立ち、一人の少年「エイジ」と出会う。
放送期間2007年(全26話)
作品のみどころ
①宇宙を舞台にした、壮大なストーリー
全26回全てを使ってストーリーを描き切るストロングスタイル! 壮大なストーリーですが、投げっぱなしにはなりません。
②タイトルに偽りなし!エイジの「ヒロイック(英雄的)」な活躍
人類の最後の希望である、エイジの英雄的活躍に心が震えます!
といっても、訳もなく主人公が無双するということではなく、戦いの描写も非常に凝っています。
『ヒロイック・エイジ』が観られる動画配信サービス
ヒロイック・エイジとは



アニ熱管理人
『ヒロイック・エイジ』は、『蒼穹のファフナー』のスタッフが主体で制作された作品で、ストーリー原案もファフナーと同じ『冲方丁(うぶかたとう)』氏だ。



ちはや
『蒼穹のファフナー』は有名なのに、『ヒロイック・エイジ』はあんまり知られてないですよね。なぜなんでしょうか?



アニ熱管理人
『蒼穹のファフナー』との対比として、『ヒロイック・エイジ』は、誰も死なない物語をめざしてつくられている。その分インパクトが弱くなったのだろう。あと、2クール作品だが、放送時期が『天元突破グレンラガン』と丸かぶりしていたのも原因だろう。



ちはや
あー…それはつらいですね。ジャンルも同じですし。



アニ熱管理人
マイナーな名作が生まれる原因の一つだろうな、「同時期に絶対的覇権アニメが放送されていた」というのは。



アニ熱管理人
SFで戦闘を描いているのに、メインキャラはが1人も死なない。インパクトには頼らず練りこんだストーリーの面白さで勝負している潔さが特徴的だな。投げっぱなしの伏線などもなく、完全に描き切ってラストは大感動させる作品だ。



ちはや
ストーリーアニメの王道を往くって感じですね。面白そうです!紹介お願いします!
ストーリー



アニ熱管理人
ヒロイック・エイジの世界観は途方もなく壮大だ。宇宙空間に最初に進出した「黄金の種族」は、星々を創造し、未来を知ることのできる力を持つ種族。その「黄金の種族」は、この宇宙から別次元へと去るのだが、その際、まだ未熟な他の種族に宇宙への進出を呼び掛ける。



アニ熱管理人
呼びかけに応じて、宇宙に進出した4つの種族があった。呼びかけに答えた順に「銀の種族」、「青銅の種族」、「英雄の種族」、「鉄の種族」と呼ばれる。人類は4番目に進出した「鉄の種族」となる。



アニ熱管理人
銀の種族は、人間と似た姿をしているが、強大な存在であり、虫の姿をしている青銅の種族を従えて、人類を脅かしているんだ。



ちはや
絶対的な力をもった「黄金の種族」が去ったことで、次に強大な銀の種族が他の種族を征服しようと乗り出したわけですね。



アニ熱管理人
そういうことだ。もっとも戦闘力が高かったのは、怪物の姿をした「英雄の種族」で、彼らは単体で惑星を破壊するほどの力をもっていたのだが、黄金の種族の介入し、5名しか残っておらず、全員が他の種族と一体化している。この英雄の種族を宿したもの(ノドス)のうち、4名は銀の種族の支配下にある。



ちはや
なるほど、銀の種族が強大なのは、英雄の種族を従えているからですね。5人のうち4人…見えてきました、見えてきましたよ!



ちはや
設定をきいただけで鳥肌立ちます!めちゃくちゃ面白そうじゃないですか!



アニ熱管理人
実際、めちゃくちゃ面白いぞ。放送当時、夢中になって観ていたよ。壮大なSFではあるが、『銀河英雄伝説』のような戦略の難しさなどはなくとっつきやすいぞ。
美しい映像
<最新のアニメにも引けを取らない作画>








アニ熱管理人
スケールの大きいストーリーに見合った美しい映像もヒロイック・エイジの魅力だ!毎週放送のアニメでこのクオリティは、本当に凄い。



ちはや
空間の表現が半端じゃなく凄いですね。宇宙空間でも地上でも奥行きを感じます。最近のアニメであっても、ベタっとした風景って多いのに。これ、2007年の作品なんですよね。



アニ熱管理人
当時、まだ新しかった3DCGとの組み合わせでの表現がされている。現実にみたことがない空間、存在しない風景を、リアルに感じさせることができるのは、自然界の原理を正しく反映して表現しているからなんだ。



アニ熱管理人
主人公のエイジは、黄金の種族に育てられ、滅びの惑星オロンで生活していた少年。王女ディアネイラの天文レベルの距離をカバーする精神感応能力によって救世主として見いだされるんだ。



アニ熱管理人
無垢な性格で、人間社会の常識を知らず本能のままに生きており、生命に対する考え方などは原始の部族のようなんだ。だが、自分がなすべきことは明確に理解している。



ちはや
人類と接することなく生きてきたので、一般常識がないのは当然ですね。



アニ熱管理人
エイジは、その身に英雄の種族「ベルクロス」を宿す「ノドス」であり、生身で宇宙空間でも活動でき、少なくとも120年以上生きている。ノドスは宇宙世界の一員として存在するために、特定の種族と12の契約を結ばなければならない。



アニ熱管理人
エイジは、鉄の種族である人類と12の契約を結ぶ。その中には、「人類を、宇宙の覇者とする。」、「銀の種族の母星を征服する。」が含まれており、銀の種族との戦いに身を投じていく。



アニ熱管理人
12の契約…ヘラクレスの12の功業がもとになってますね。神話の英雄をモチーフにしていると。



アニ熱管理人
そのとおりだ。エイジは主人公だが、作中で一貫して「英雄」として描かれる。正しく人類のため行動するディアネイラを導くため戦うんだ。



ちはや
エイジは「英雄になる」ではなく、もともと「英雄である」ということですね。成長の要素を入れなくても、キャラクターが魅力的になるものなんですね。



アニ熱管理人
そこは重厚なストーリーあってこそだな。魅力的なのはエイジだけではない。人類のリーダー・ディアネイラも、神秘的でありながら、意志が強く、交渉上手。深みのあるキャラクターだ。
<ディアネイラは宇宙空間では、精神体を空中投影してエイジに語りかける。>



ちはや
それでも、キャラクターについての評価を満点にしなかったんですね。



アニ熱管理人
エイジとディアネイラ以外のキャラクターが若干地味に感じたので、満点にはしなかった。



ちはや
エイジを英雄として描く以上、どうしても周りの印象は弱くなるのかもしれませんね。
ヒロイック・エイジは、壮大で作りこまれたストーリーと英雄・エイジが魅力的な名作



アニ熱管理人
映像・ストーリー・主人公の魅力に優れたものがある傑作だ!欠点を強いてあげるなら、とっつきにくさだろうか。



ちはや
確かに、気軽にみられる娯楽作…ではないですよね。



アニ熱管理人
腰を据えて、面白い作品を観たい時におすすめだな。重厚なSFアニメは減っているから、この作品を観ると、アニメ人生観が変わるかもしれないぞ。



ちはや
アニメ人生観!新しい言葉うまれちゃいましたね。
『ヒロイック・エイジ』が観られる動画配信サービス
③妄想化学シリーズ ワンダバスタイル
巨大パチンコや炭酸ロケットで美少女を月まで打ち上げる!?まさにぶっ飛びコメディ!



キャラクター | |||
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作品情報
ジャンル妄想科学コメディ
あらすじ13歳の天才科学者にして大金持ち・九十九科学は、化石燃料を使わない「地球に優しい月世界旅行」を実現するため、売れないアイドルグループ「みっくすJUICE」で実験(ワンダバ)を行う。
放送期間2003年(全12話)
『妄想化学シリーズ ワンダバスタイル』が観られる動画配信サービス
ストーリー



アニ熱管理人
『妄想科学 ワンダバスタイル』は、毎回化石燃料をつかわない、地球にやさしい方法で美少女を宇宙に打ち上げるという、一風変わったコメディだ。



ちはや
ロケットエンジン以外で行くってことですね。もうギャグにしかならない。



アニ熱管理人
宇宙に飛び立つことを目指す作品だが、コメディ作品だから『ロケットガール』のような他作品とは大きくちがうな。パチンコや炭酸ロケットのような子供が考えそうな方法で実験するのが面白いんだ。
ワンダバスタイルは、明るいお色気ありのコメディ作品。きくちゃんがメチャクチャかわいい良作



アニ熱管理人
ワンダバスタイルは笑えてキャラ、とくにきくちゃんがかわいい。思い出してたまに観たくなるような作品だ。



ちはや
気分転換にみるのにピッタリって感じですね。
『妄想化学シリーズ ワンダバスタイル』が観られる動画配信サービス
④光と水のダフネ
露出度が高くなければ、伝説になっていたかもしれない名作








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作品情報
ジャンル海洋美少女アドベンチャー
あらすじ海洋庁の入庁試験で不合格になった天涯孤独の主人公・水樹マイアが、何でも屋・ネレイスに所属し、仕事をこなすようになる。彼女には、自分も知らなかった秘密があり…
放送期間2004年(全24話)
『光と水のダフネ』が観られる動画配信サービス
光と水のダフネとは



アニ熱管理人
クオリティに見合った知名度を得られなかった作品の代表格『光と水のダフネ』だ。無駄に露出度が高いコスチュームにしたことがアダになったと言われているな。



ちはや
確かに、すごい恰好ですね…



アニ熱管理人
濃いめのキャラデザと露出度で敬遠した人はいただろうな。あと、序盤のコメディが合わなかった人もいるかもしれない。



ちはや
中盤以降に盛り上がってくる作品なんですね。TV放送時点だと、中盤で切られちゃいそうですね。



アニ熱管理人
最後まで観ると数々の伏線、謎が解き明かされて、その先に感動がある作品なんだがな。
ストーリー






アニ熱管理人
序盤から中盤までは、何でも屋・ネレイスの破天荒なメンバーに振り回される主人公・水樹マイアがオタオタする姿が面白い、コメディタッチのストーリーが繰り広げられる。



ちはや
ドタバタコメディですね。



アニ熱管理人
このコメディの回に少しずつ、伏線が張り巡らされていき、中盤から終盤にかけては、壮大なストーリーが展開される。



アニ熱管理人
100年前に壊滅した海底都市エルピダはなぜ滅んだのか?主人公・マイアの子どもの頃の部分的に欠けている記憶は?、そしてマイアの祖父にかかわる謎・・



ちはや
ああっ!この感じ知ってます。ワクワクするってやつです!



アニ熱管理人
最後まで観ないとわからない謎だ!観るべし!



ちはや
わーん!モヤモヤします。早く帰って観たいです~!
声優・中原麻衣さんが引き出す、水樹マイアの魅力






アニ熱管理人
評論家の小森健太朗氏が、著書『声優論 アニメを彩る女神たち 島本須美から雨宮天まで』の中で、水樹マイアが中原さんのハマり役であると記している。



アニ熱管理人
私も、オタオタ困惑している表情、優しい表情、凛々しい表情、全て、中原麻衣さんだからこその演技。中原さんだからマイアが魅力的なキャラになっているのだと思う。



ちはや
そんなにですか!



アニ熱管理人
ああ、この時期、中原さんは数多くの作品(舞-HiME、美鳥の日々、神魂合体ゴーダンナー!!など)で主役級を演じていたが、彼女の演じた役というと思いつくのはいつも水樹マイアだ。



ちはや
声優さんとシンクロしたキャラクターは本当に魅力的になりますよね。
光と水のダフネは、食わず嫌いするにはもったいなすぎる名作



アニ熱管理人
ハイレベルな脚本、魅力的な主人公。もっと評価されそうなものだが、やっぱり第一印象で損する作品ということだな。



ちはや
物語の軸がしっかりしている作品っておもしろくなりますよね。観てみます!
『光と水のダフネ』が観られる動画配信サービス
⑤課長王子
しがないサラリーマンのギターが宇宙を救う
キャラクター | |||
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作画 | |||
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音楽 |
作品情報
ジャンルSFヒューマンドラマ
あらすじ元ギタリストのしがないサラリーマン「田中王児」、彼のギターサウンドは「究極の兵器」の起動に必要不可欠だった!王児は再びギターを握る。
放送期間1999年(全13話)



アニ熱管理人
ドマイナーアニメだが、OP曲が頭に残って忘れられない、『課長王子』を紹介するぞ。



ちはや
主人公がおっさん…



アニ熱管理人
アニメでギタリストというと、マクロス7の「熱気バサラ」を思い浮かべる思い浮かべる人が多いと思うが、『課長王子』の主人公はあんなにカッコよくない。



ちはや
並べるのは残酷ですよ…



アニ熱管理人
どちらもギターを弾くが、課長王子は、主人公がマシンにのって敵中に突っ込んだりしないし、兵器を起動した結果、敵を攻撃するので、内容は似ているようで似ていないんだ。
マクロス7 | 課長王子 | |
主人公 | イケメン | おっさん |
敵との接し方 | 信念に従い、戦わずに歌を聴かせる | サウンドで兵器を起動、結果、敵を攻撃する |
どこで弾くか | 愛機に乗って、戦場で弾く | 宇宙船の中で弾く |
曲数 | 多い | 少ない |



ちはや
課長王子が勝ってるところ1つもないじゃないですかーー!
哀愁ただようおっさんが頑張る姿
<サラリーマンの哀愁…>











アニ熱管理人
だから、マクロス7を期待して観るとコレチガウってなるだろう。まったく別ジャンルの作品だと思ってくれ。



アニ熱管理人
課長王子の魅力は、夢破れてサラリーマンをしている主人公が、自分のサウンドが認められた浮かれたり、実は兵器を起動させたいだけだったとして落ちこんだりする「等身大のおっさん」の姿が描かれているところだ。



ちはや
「等身大のおっさん」なんですかそのパワーワードwww



アニ熱管理人
休日ゴロゴロしていて掃除機でどつかれたり、まさにおっさん。こんなキャラが宇宙戦争で重要な存在になるのが面白いんだ。
最後は大団円!



ちはや
とはいえ、そんなおっさんあるあるでは、12話ひっぱれないでしょう?



アニ熱管理人
それだけじゃない。自分のサウンドが単なる兵器の起動に必要な「音」として認識されていたことで挫折する。そこからの復活、最後には感動の大団円を迎えるぞ!






ちはや
やだ…カッコイイ…
課長王子は、等身大のおっさんを描いた知る人しか知らない良作



アニ熱管理人
『おっさんずラブ』が流行したり、おっさんの需要が高まってきている時代だ!課長王子も観直されていいんじゃないか?
ストーリー



アニ熱管理人
平凡な専門学校生・桜咲鈴雄は、宇宙人の少女タンポポから、おもちゃメーカー「オタンコナス社」が開発したパワードスーツ「ドッコイダー」のモニターを依頼されるのだが、不況でバイト探しに苦労していたので引き受ける。



アニ熱管理人
モニターというのは、実は、銀河連邦警察がドッコイダーと、ライバル社のパワードスーツ「ネルロイドガール」どちらを採用するかを決めるテストだった。



ちはや
要はコンペですね。



アニ熱管理人
銀河連邦警察は、このテストのために、A級宇宙犯罪人「Dr.マロンフラワー」「ヒヤシンス」「エーデルワイス」の3人に、ドッコイダーとネルロイドガールの正体を暴けば無罪放免とする約束をして戦わせるんだ。さらに全員「コスモス荘」というアパートに住まわせる。



ちはや
2人のパワードスーツ装着者と、3人の宇宙犯罪人が、お互いの正体を知らないまま同じアパートで生活するわけですね。
お互いが敵であることを知らないままご近所づきあいする。









アニ熱管理人
変人どうし気が合うようで、彼らはご近所づきあいで仲を深めていく。



ちはや
なんだか古き良き時代のご近所づきあいって感じですね。



アニ熱管理人
アパートものの日常系アニメみたいなノリだな。エーデルワイスは鈴雄を「コーチ」と呼んで慕うようになるし、ネルロイドガールの野菊朝香
はそれとなく鈴雄が好きな様子だったりする。



ちはや
お互いの正体をしらないまま、どんどん仲良くなっていくわけですね。実は毎回戦っているのに。



アニ熱管理人
戦いは相当ゆるいギャグバトルだな。それぞれがもらっている支給額の話になって戦闘を中止したり、暑いから全会一致で戦闘中止したり。



ちはや
中止してばっかりじゃないですか!



アニ熱管理人
もちろん中止ばっかじゃなく、バトルはちゃんとするぞ!気の弱い鈴雄だが、どんな人でも熱血ヒーローに生まれ変わる「熱血α波」を発動すると、口上を述べて戦闘モードに入る!
口上と必殺技が面白い






アニ熱管理人
毎回の前口上と、必殺技が面白いんだ!



アニ熱管理人
『マシンロボ クロノスの逆襲』のロム・ストールみたいな感じですか?『貴様らに名乗る名前は無いっ!トアーッ』みたいな。



アニ熱管理人
もっとコミカルだな。こんな感じだ
<前口上>



『一度は決めた、このバイト。決めたからにはやり遂げよう。だからよろしく生活費!
株式会社オタンコナス製造、超特殊汎用パワードスーツ・ドッコイダー、気持ちを新たにただいま参上!』
<必殺技>



「ハイパーミラクルスペシャルアンドデリシャスキック」「裏返しいらずの炭火焼きファイヤー」



ちはや
こういうノリでいろんな口上と必殺技がでてくるんですね!それは楽しみです。
ドッコイダーはギャグバトルアニメとアパート日常ものが融合した怪作



アニ熱管理人
このように、ご近所づきあいを描きつつ、ギャグバトルを繰り広げていく作品だ。コスモス荘の面々の絆は深まっていき、最後にはいい意味でそれまでの流れを裏切ってくるぞ!
キャラクター | |||
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ストーリー | |||
作画 | |||
オリジナリティ | |||
音楽 |
作品情報
ジャンルロボットアニメ+ホームドラマ
あらすじ千葉県在住の大地家に、離婚問題が勃発。その時、「地球を守れ」というFAXが届く。直後、宇宙空間に飛ばされて地球防衛の指令を受けた大地一家。彼らは地球を守れるのか?
放送期間2001年(全14話)
視聴方法
ストーリー



アニ熱管理人
『地球防衛家族』は、ロボットアニメにホームドラマを掛け合わせた異色作品だ。崩壊寸前の大地一家に地球防衛の指令がくだり、宇宙怪獣と戦うストーリーだ。



ちはや
地球防衛っていう大きすぎるテーマと、家族問題っていう小さい範囲のテーマを組み合わせているのがおもしろいですね。



アニ熱管理人
家族一丸となって、脅威に立ち向かうパターンは結構ある。だが、家庭崩壊寸前というのは斬新だな。



アニ熱管理人
家族で一緒に戦うが、心がバラバラなのがすぐに解消したりはしない。家族でもめながら戦っていくシビアなストーリーだな。
アクションが派手で大迫力



アニ熱管理人
とても動きが派手な作品で、戦闘シーンだけでなく、やんちゃ坊主の大地大が走り回ったりするシーンなんかも躍動感満点だ。動画で紹介できないのが残念だ。
◆スカートめくりしながら階段を駆け上がる大。メチャクチャ走りまわります。



ちはや
セルアニメは動かすのに大量のセル画を作成していたんですよね?



アニ熱管理人
デジタル作画より動かすための労力がはるかに大きかった時代に、これだけ動かしているのは凄いな。動きが派手でリアルだと、戦闘シーンの迫力が段違いだ。
変形シーンがすごい



アニ熱管理人
本作は、「変形の河森」と言われる河森 正治氏原作の作品なので、メカニック造形や変形機構は本格的だ。















アニ熱管理人
手抜きなしの変形シーンで納得感がある。



ちはや
いやいや、そうはならないでしょって変形シーンもありますからね。



アニ熱管理人
それはそれでネタとして面白いが、やっぱり、本格的に作られている方がカッコよくていいな。
地球防衛家族は、一筋縄ではいかないホームドラマ+ロボットアニメ



アニ熱管理人
設定上、ロボットの登場が少なくなってしまうので、ロボットアニメとしては微妙なところもあるが、一筋縄ではいかない家族のドラマとしてみると面白い。



ちはや
ホームドラマに重点を置いているけど、ロボット要素も手は抜いていないって感じですね。
作品情報
ジャンルSF青春アニメ
あらすじ彗星や隕石が頻繁に落ちてくるようになった近未来。彗星迎撃部隊であるメテオスイーパー、その中でもエリート部隊であるコメットスイーパーを目指す少女の努力と成長を描く物語
放送期間2003年(全13話)
ストーリー



アニ熱管理人
『ストラトス・フォー』は、本格的な航空管制の描写やマニアックな航空機など、ミリタリーマニア向けの内容と、美少女スポ魂ものが融合した作品だ。



ちはや
『ガールズ&パンツァー』の先輩みたいな感じの作品ですかね。



アニ熱管理人
世界観としては、近未来の地球が舞台となっている。彗星が頻繁に飛来するようになっており、その対策として天体危機管理機構という組織が存在しているんだ。



アニ熱管理人
宇宙にでて、地球に衝突する彗星を未然に発見、破壊する部隊「コメットブラスター」と、破壊された彗星の破片が地上に被害をもたらさないよう、超高々度迎撃機で出撃して撃墜する部隊「メテオスイーパー」の2種類が存在する。



ちはや
なるほど。確かに宇宙で破壊するだけじゃ完全に被害を食い止められないですよね。



アニ熱管理人
主人公・本庄美風は、家族全員がパイロットというサラブレッドで、家族に言われるままパイロットになったものの、無気力でダラけた日々を送っていた。



アニ熱管理人
ついに出撃命令が下るのだが、優秀な家族のように、自分も失敗をできないというプレッシャーから滑走路に足を踏み入れられないで悩んでしまう。その時、偶然、風が吹いて一歩を踏み出して、彼女の心も変わっていく。



ちはや
タイミングによっては、ちょっとした出来事が人の気持ちを変えますよね。人に励まされたとかよりも文学的でステキな表現方法ですね。



アニ熱管理人
この時を境に、パイロットとしての決意を固める。その後、力みすぎて失敗したりもするが、友達に励まされながら成長していくんだ。



ちはや
友情と、努力、そして成長が描かれている作品ということですね!
主人公を支える味のある大人たち












アニ熱管理人
舞台である下地島基地には、教練、整備、航空管制などに携わる人が沢山所属している。こういった主人公たちを支える大人たちの存在感が大きいところが特徴的だな。



ちはや
航空管制をリアルに描くとなると、裏方の人たちも描くことになりますよね。



アニ熱管理人
主人公たちを見守っていて、時に厳しいことを言ったり、飲み会で羽目を外したりする。日常系アニメで多い子供みたいな大人ではなく、ちゃんとした大人という感じで描かれていていい味だしているぞ。
ストラトス・フォーは、脇をしっかり固めて主人公の成長を描いている作品



アニ熱管理人
航空機運用やそれに携わる人たちをリアルに描くことで、その中で主人公が悩み、成長していく姿に感情移入しやすいように作られている作品だ。終盤、ちょっと方向性が変わってくる。



ちはや
方向性が変わるって、宇宙から尻尾が映えた主人公の兄でも出てくるんですか?



アニ熱管理人
宇宙人ではないが…そこまで外れでもないかな。伏線は貼られるので超展開にはならない。終盤についてもそうきたか!という感じで楽しめるんじゃないだろうか。
⑨貧乏姉妹物語
貧しくとも元気に生きる姉妹のハートフルストーリーキャラクター | |||
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ストーリー | |||
作画 | |||
オリジナリティ | |||
音楽 |
作品情報
ジャンルホームドラマ
あらすじ山田きょう・あす姉妹の母は、あすが生まれた年に病死。父はギャンブルで借金を作り蒸発した。それでも、お互い支え合いながら明るく暮らしている、きょうとあすの姉妹愛の物語。
放送期間2006年(全12話)



アニ熱管理人
うぐぐ……作品紹介のために観直してたら涙が……



ちはや
しっかり紹介してください!涙もろいんだから。



アニ熱管理人
そうは言うが、これを泣かずに観るのは無理やでぇ~。



ちはや
なぜ関西弁……



アニ熱管理人
『貧乏姉妹物語』は、タイトルどおり、貧しい環境で頑張る姉妹の絆を描いたハートフルな作品だ。日常生活でささくれだった心を癒してくれるぞ。



アニ熱管理人
山田きょう・15歳と、妹のあす・9歳は、母が病死、父が失踪してしまい、築40年、風呂なし1kのアパートで2人暮らししている。姉のアルバイト収入で生活していて経済的には苦しいが、強く、明るく生きているんだ。



ちはや
設定を聴いた時点でもう泣きそうなんですけど。



アニ熱管理人
2人は、貧しいことを苦にしておらず、節約に奮闘しながら日々を楽しんでいる。周囲の人々も親切で人情味のあふれる人ばかりで貧乏だといじめるような人はでてこない。



アニ熱管理人
貧乏なのに健気だから感動するわけではなく、貧しい状況がより姉妹の絆を際立たせるから、それに感動するんだ。



ちはや
周りの人が優しいのは、いいですね。いじめにあう展開とかは辛くて見てられないですから。