


エモい!って心が叫ぶ。
そんな最高にエモいアニメ。
青春もの・恋愛もの・ノスタルジックなものを8作品。自信を持っておすすめします!
あわせて、アニメの名言も紹介します。
あなたがみたい「エモさ」の作品がきっとあります!
➀ノスタルジー
かくしごと
父と娘の物語が、子供のころ愛されていたことを思い出させてくれる
©久米田康治・講談社/かくしごと製作委員会
ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士は、一人娘で小学4年生の姫にバレるのを避けるため、漫画家であることを隠しています。
姫にバレないようサラリーマンを装って、毎日仕事場のマンションにスーツで通う可久士。
この作品では、姫が10歳のころのドタバタしながらも幸せな日々が描かれますが、並行して、姫が18歳になってかくしごとを知った後についても語られます。
姫と可久士の幸せな日々に癒されながらも、この先どうなるのかが気になって引き込まれる、ストーリー構成が巧みな作品です。

毎回、可久士と姫の団らんが描かれますが、子どもの頃に親に甘えた記憶を思い出させてくれます。
子どもの頃の愛されていた記憶を思い出せるのは、本作の大きな魅力です。

可久士は、母親がいない家庭であっても普通の家庭として、姫にさびしい思いをさせないように必死です。
困ったことがあれば、相談すれば助けてくれました。
お願いしたことは時間がかかったり、別の形になったかもしれませんが、叶えてくれました。
親と同じぐらいの年齢になった今ならわかります。両親はすごく努力してくれていたんです。
当たり前なのに、気付きにくいそのことに気付かせてくれます。
『かくしごと』は最高にエモい作品だ!
ばらかもん
人間的に欠けている主人公が島の人々との交流によって成長していく
(c)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会
書道家の半田清舟は、書道の受賞パーティーで自分の作品を「手本のような、実につまらん字」と酷評した書道界の重鎮を殴ってしまいます。

清舟は、彼の家を秘密基地にしていた小学1年の女の子・琴石なると知り合います。
なるは、清舟のことを慕って友人と一緒に清舟の家に通ってくるようになりました。
なるは自由奔放な性格ですが、素直で心優しく人の気持ちを察することのできる少女です。

島の美しい風景や、オンデ(オーモンデー)という念仏踊りや餅拾いなどの風習が描かれています。

頼まれたわけでもなく、引っ越しを手伝ってくれる島の人々。
清舟の生活をサポートしてくれる郷長夫婦。
清舟を先生と呼んで慕い、清舟を孤独にしない子どもたち。
人と人の距離の近さにエモさを感じます。
この作品でノスタルジックなエモさを満喫しよう!
夏目友人帳
妖と人が紡ぐ、純粋で切なく、そして美しいおとぎ話
(c)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
幼いころから妖(あやかし)を見ることができ、周囲から疎まれてきた夏目貴志。
ある日、妖に追われて逃げ込んだ神社で招き猫の姿をした妖と出会います。
この妖は「斑(まだら)」。斑は、妖たちが祖母の夏目レイコと貴志を勘違いして追い回していることを教えてくれます。
夏目レイコは、妖に勝負を持ちかけて勝利しては名前を奪って「友人帳」に記すことで妖を隷属させていました。
斑は、友人帳は強い力を持っており人の手には余るから、自分に引き渡せと持ち掛けます。
斑は、夏目が命を失ったときに友人帳をもらい受ける約束で、彼の用心棒「ニャンコ先生」となります。
(妖は本作オリジナルの存在ですが、民間伝承に近いテイストのキャラクターたちです。)

本作の妖には悪質なものも存在しますが、多くは純粋であるがゆえに一つの想いに縛られた者たちです。
夏目レイコに、もう一度自分を呼んで欲しい妖。
偶然姿が見えた時に少しだけ話をした人間と、もう一度話がしたい妖。
不憫な人を慰めるためについた嘘に何年も後悔する妖。
人と心を交わして残った一つの想いを長い時間もちつづけている妖たちが、
夏目と関わることで想いを昇華する、その瞬間に心が震えます。

本作は現代の物語ですが、原作者の故郷である熊本県南部の人吉球磨地方をモデルにして、日本の原風景ともいうべき景色を描いています。
淡い彩色で描かれた「和」の雰囲気漂う風景に、日本の妖怪を想起させる妖たち。
日本人が懐かしさを感じる要素で構成されているのも、『夏目友人帳』の魅力です。
主人公の夏目貴志は、妖がみえるため、幼い頃は突然大声をあげたり走り出したりしていました。
周囲からは奇行にみえる行動をとることで気味悪がられ、親戚をたらいまわしにされてきました。
このことから、人と本音で接したり、甘えたりが上手くできなくなってしまいます。
そんな幼少期を過ごしたにもかかわらず、夏目は、人にも妖にも分け隔てなく力を貸すやさしい少年です。
のんのんびより
大自然の田舎でくらす少女たちの日常
(C)2015 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合二期
自然豊かでのんびりした田舎にある「旭丘分校」に、東京から両親の仕事の都合で一条蛍が転校してきました。
全校生徒たった5人の学校は、小学1年生~中学3年生が1クラスに集まっていて、先生も1人。授業は基本自習です。
東京とあまりにも違う環境に戸惑う蛍に、小学1年生のれんげが給食のデザートの桜もちを残しておくように伝えます。
独特な感性をもった小学1年生の宮内れんげ、イタズラ好きでムードメーカーの越谷夏海、年上だけど小さいから「こまちゃん」と呼ばれている越谷小鞠。
3人は蛍を景色の良くみえる山に連れて行ってくれました。
大きく深呼吸、晴れやかな顔になった蛍。一緒に桜もちを食べて4人は仲良くなるのでした。
まったりした大自然のなか、楽しくてどこか懐かしい彼女たちの日常がはじまります!

のんのんびよりの風景描写は、環境映像さながらにハイクオリティなものになっています。
美しい風景を、ノスタルジックなBGMで、たっぷり時間を取って見せてくれます。
この「間」は、のんのんびよりという作品の特徴でしょう。
のんのんびよりは違います。
のんのんびよりで田舎の風景のエモさ、感じてください!

ストーリーは春から始まり、季節が移り変わっていきます。
春はお花見・山菜取り、夏は海・川遊び、秋はスケッチ・干し柿づくり、冬はスキー・かまくら作り。
自然が身近にある環境ならではの楽しみ方で、四季を過ごします。季節の楽しみ方、再発見できますよ!

「駄菓子屋」こと加賀山楓は、宮内れんげがまだ赤んぼだったころに、良く世話をしていました。
そんな二人のエモいエピソードとして、のんのんびより10話『初日の出を見た』、のんのんびよりりぴーと(2期)10話『すごく練習した』があります。
まったりと流れる時間に癒されよう!
②青春・友情
夢に向かって突き進む姿を描いているものを紹介しています。
CLANNAD
家族の絆と一人の人間の人生を描いた名作
(C)VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部
岡崎朋也は進学校に通う高校3年生。進学を諦めて遅刻ばかりしており、不良とみなされていました。
ある日、朋也は桜舞う中、立ち尽くしている古河渚と出会います。
すべてが変わらずにはいられないことを悲しむ渚。
毎日の生活を繰り返すだけの日々に倦怠感を覚えながら、変えられないでいる倫也。
二人は共に歩き出し、人生という坂を登っていきます。

登場人物は皆、何らかの悩みを抱えています。
朋也は、自分自身の夢や家族関係に関しては諦めていますが、人のためには一生懸命になれる人間です。
そんな彼の周囲には、同じように悩みを抱えながら他人のために動く人が集まってきます。
友人のために力を尽くす朋也たちの姿が感動を呼びます。

『CLANNAD』では、家族の絆に重点が置かれています。

『CLANNAD』は、朋也が高校3年生のときの物語です。
朋也は登場人物が抱えている悩みの解消に力を貸しますが、その経験が朋也の意識を変えていきます。
朋也自身の人生が大きく動くのは、続編であるCLANNAD AFTER STORYになります。
朋也が人生に向き合う姿を描いた作品だ。
ぐらんぶる
ダイビングと大学生活の楽しさが伝わってくる
©井上堅二・吉岡公威・講談社/ぐらんぶる製作委員会
北原伊織は大学進学を機に、伊豆にある叔父のダイビングショップ「グランブルー」へ居候することになります。
居候先には、美人な従姉妹・古手川奈々華と千紗がおり、伊織は花のキャンパスライフを夢見ていました。
ところが、入学早々大学のダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」に目をつけられてしまった伊織は、全裸野郎どものバカ騒ぎに参加。サークルに入部することになります。
イケメンなのにオタクで色々と残念な男、今村耕平とも知り合い、伊織の青春はおかしな方向へ向かっていきます…

主人公の伊織は、泳げないためダイビングサークルへの入部を断りますが、サークルの寿竜次郎から「最初から自分ができるものだけ選んでいたら何も始まらない。」と言われて感銘を受けます。
最初は、水の中でマスクから息を吸うことも怖かった伊織。
サークルの寿たちや、従姉妹の千紗の協力のもと一つずつできるようになっていきます。

伊織たちは飲み会、コンパ、学園祭、大学生活を全力で楽しんでいます。

ダイビングがテーマの作品のため、海がしっかりと描かれています。
海中の景色も、海上を船で行くシーンも、とっても海が美しい!
が伝わってくるコメディ作品だ!
➂恋愛
かぐや様は告らせたい
恋の駆け引きが空まわる純情な2人が愛おしい
©赤坂アカ/集英社・かぐや様は告らせたい製作委員会
将来を期待された秀才が集う秀知院学園。
生徒会会長・白銀御行と副会長・四宮かぐやはお互い惹かれあっていますが、双方プライドが高く素直になれない性格のため、“如何に相手に告白させるか”ばかり考えるようになります。

かぐやと白銀は、相手から告白させるためにその優秀な頭脳をフル回転させています。
しかし、白銀はひたすら勉強とバイトに明け暮れてきた人間であり、かぐやは四宮財閥の令嬢としてエリート教育を受けてきた箱入り娘です。
恋愛に関する知識など無いに等しく、またマイペースな書記の千花にも引っかきまわされて、想定外の方向に話が進んでいきます。

かぐやから告白させようと画策する白銀ですが、彼はもともと熱血漢です。
困っている人は利害など関係なく助けて、自分の利益のために他人を傷つけることを良しとしない。
そんな優しくて誠実な人柄です。
白銀には、夢中になってテンションが上がると中二病的な名言を放つ癖があり、後で思い返して悶絶しています。
そういった、ちょっとかわいらしいところも白銀の魅力です。

白銀とかぐやはお互い惹かれあっており、相手のことばかり考えています。
「どっちかが素直になればそれで二人共幸せになれるのに…」(かぐやの近侍である早坂のセリフ)
からかい上手の高木さん
中学生のかわいい恋愛にニヤニヤがとまらない
©2018 山本崇一朗・小学館/からかい上手の高木さん製作委員会
隣の席になったクラスメート・高木さんに何かとからかわれている西片。
今日こそは必ず高木さんをからかい返そうと意気込むも、いつも失敗ばかり。

入学式で高木さんの落としたハンカチを拾って以来、高木さんにからかわれ続けている西方。
高木さんに思わせぶりな事を言われて、真っ赤になる純情な彼の反応をみて高木さんは面白がります。
「今日こそは必ず高木さんをからかって恥ずかしがらせてやる!」

いつも西方をからかって、優位に立っているようにみえる高木さんですが、恋心を抱いているのは、高木さんの方。
西方はまだまだ子供のため、恋心には気付かないで、からかって遊ばれているだけだと思っています。

こんな中学生活を送りたかった!
高木さんは西方にグイグイいきますが、鈍感で子どもな西方には、イマイチ伝わりません。
それでも、すこしずつ西方は高木さんを女の子として意識するようになります。
➃エモい名言
名言は沢山あるが、特に好きなもの5つを紹介する。
わたし好きなんですよね。

やればできるなんて聞こえのいい言葉に酔っていてはいけませんよ。
その言葉を言うのはやらない人だけです。八九寺真宵
引用:『化物語』
©西尾維新/講談社・アニプレックス・シャフト

あきらめるな。まだ何か方法があるはずだ。
なければ作り出すまでだ。岡崎朋也
引用:『CLANNAD』著者:秋本治
(C)VisualArt’s/Key/光坂高校演劇部

さてはお前、国語が苦手だろう・・・
だって「やりたい」か「やりたくない」に、「できる」「できない」で答えるなんて寿竜次郎
©井上堅二・吉岡公威・講談社/ぐらんぶる製作委員会

君は君だよ。「君らしく」なんて曖昧なものじゃない。
何やったって変わったってカンケーない。君はどうせ君だよ。宮園かをり
引用:『四月は君の嘘』
(C)新川直司・講談社/「四月は君の嘘」製作委員会

ぼくも好きだよ。やさしいのもあたたかいのも。
惹かれあう何かをもとめて、懸命に生きる心が好きだよ。夏目貴志
引用:『夏目友人帳』
(c)緑川ゆき・白泉社/「夏目友人帳」製作委員会
そういったシーンで名言が生まれがちだな。
最高にエモいアニメおすすめ8選!青春・恋愛・ノスタルジーまとめ
今回は最高にエモいアニメを紹介しました!
どの作品も、心に響く名作です。
人と人の距離を離すことが、良いことになる世の中になりつつあります。
それでも、心の距離は離れたくない。
だからこそ、共感できる「エモい」ものが求められます。
最高にエモいアニメで感動を共有しようじゃありませんか!